風水を学ぶ

住居風水における「煞(さつ)」とは

現代の住宅では、周囲にあるさまざまな建物や施設、道路、川、樹木などが、住環境に悪い気をもたらすことがあります。風水では、このような悪い気を「煞(さつ)」と呼びます。

煞とは、目には見えませんが、常に存在し、人に対して凶の気を発し続けるものです。住宅の周囲にこのような煞が存在すると、長い年月をかけて住む人にさまざまな悪影響を及ぼします。

軽い場合には、運気が停滞したり、夫婦や家族の関係が次第に悪化したりすることがあります。ひどい場合には、病気や思いがけない事故、仕事や財運の低下などにつながることもあります。

風水の煞について、「そんなものはあり得ない。目にも見えないし、感じることもできないのだから、影響があるはずがない」と考える人もいます。

このような意見に対して、私はいつも次のようにお答えしています。

「空気は目に見えませんし、普段はその存在を意識することもありません。しかし、空気がなければ、すべての生き物は生きていくことができないでしょう。」

目に見えないものだから存在しない、あるいは影響しないと考えるのは大間違いです。実際には、私たちの身の回りには、目に見えなくても人に影響を与えているものが数多く存在しています。風水の煞も、その一つです。

風水の煞は、大きく七つに分類します。

1.形煞(けいさつ)
住宅の周囲に存在する形があるものによる煞です。例えば、隣家の屋根や建物の鋭い角(刀煞)、十字路やT字路による鎌煞(かまさつ)など、陸橋、枯れ木、形の悪い岩石などがこれに当たります。

2.味煞(みさつ)
住宅の近くにあるごみ集積場、ごみ処理場、化学工場などから発生する悪臭による煞です。

3.光煞(こうさつ)
室内の日当たりが極端に悪い場合や、夜屋外のネオン看板や街灯などの強い光が室内に差し込むことによる煞です。

4.声煞(せいさつ)
交通量の多い幹線道路や線路、工場、絶えず流れる川の音など、長時間続く騒音による煞です。

5.理煞(りさつ)
陰陽・干支・八卦・九星など、『易経』の理論に基づいて判断する方位や気のバランスによる煞です。

6.色煞(しきさつ)
住宅の内外に使用される色による煞です。近年では、黒い外壁や黒を基調とした室内デザインが増えていますが、風水では黒は陰の気が強い色と考えられています。黒を過度に使用すると陰気が強まり、長期間その環境で生活すると、運気が悪くなったり、夫婦関係が次第に冷え込んだりする傾向があると考えられています。

7.磁煞(じさつ)
車、テレビ、パソコン、スマートフォンなどの電化製品は、現代人の生活に欠かせないものです。しかし、これらの機器は電磁波などの磁気環境を生み出すため、長時間の影響は人体、とくに脳や神経系に負担を与える可能性があると風水では考えています。

以上のように、さまざまな煞は目には見えませんが、日常生活の中で人の健康や運勢に影響を与え続けていると考えられています。

これらの煞の中には、ご自身でも改善できるものがあります。例えば、屋外からの強い光は遮光性の高い厚手のカーテンを使用することで軽減できます。また、室内のごみ箱を常に清潔に保ち、住宅周辺のごみ置き場もきれいな状態を維持することで、味煞の影響を和らげることができます。

しかし、道路による鎌煞や槍煞、隣家の屋根煞や刀煞などは、自分で改善することが難しく、住む人の健康だけでなく、事故や災難、仕事運や財運にも大きな影響を及ぼす可能性があります。そのため、このような煞を決して軽視してはいけません。

今後は、ホームページのブログで、風水における煞(さつ)の特徴や見分け方、実際の鑑定事例、ご家庭でもできる改善方法などを分かりやすくご紹介していきます。下の図は、易海陽光 風水講座のテキストのサンプルページで、冊についての説明です。

風水についてご不明な点や鑑定のご相談は、こちらのお問い合わせフォームをご利用ください。

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