同じ文字は、書く人によって、字形が変わる。
字形が変わると、占い結果は全く違うのだ。
程省は「測字密牒」の中に、同じ「元」字で子供の性別を占って、違う結果が出た例があった。
ある人は、「元」の字を書いて、もうすぐ生まれる子供の性別を占った。
結論:女の子だ。
理由:「元」の字は、「二」と「八」の字に分けられる。二と八は、巽卦から変わる。
巽卦は長女なので、女の子に間違いはない。
しばらくたったら、もう一人の人は「元」を書いて、お産する予定の子供の性別を占った。
結論:男の子。
理由:「元」は、乾卦の「元・亨・利・貞」の四徳の第一徳である。君は今回初めての子を産まれるので、一は乾で、乾は男である。
その人理解できず、再び聞いた、「なぜ前回ほかの人は「元」を書いて、先生は女の子と占ったが、今回私は同じ「元」を書いて、先生は男の子と占ったのですか?」
程省はこう語る:、「同じ文字で同じことを占っても、書いた字形が違うと、現れた天機が違うので、結論はもちろん違うのだ。前回の人は、「元」字の上の「二」字を二画で書いて、「元」字を全部で四画を書いた。四は偶数で陰なので、女の子と判断した。君は書いた「元」字は、上の「二」はつないで、一画で書いた。「元」字は合計三画で書いた。三は奇数で陽、したがって、男の子を生まれるのだ。
© 2021 易海陽光
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