東洋哲学

冬至について

2021年12月21日は、冬至の日です。

正確にいうと、今日の0時58分に、冬至の交節になります。

古代中国からは、「冬至大如年」(冬至は、お正月より重要だ)という言葉があるが、冬至の大切さを表します!

冬至は、二十四節気の第二十二の節で、北斗七星の斗柄(北斗七星の揺光星)が真北に指し、太陽黄経は270度になります。

冬至の日は、太陽が極南に位置し、太陽光は南回帰線を直射するので、北半球では、昼が最も短い日になります。

易学では、「極陰之至、陽気始生」(陰の気は極めになると、陽の気が始まる)といいます。

冬至は、陰陽二気の自然転換です、この日から、陽の気は少しずつ回復します。

「冬至一陽生」、この日は昼が一番短く、夜が一番長くなります。

明日から、夜は少しずつ短くなり、昼は徐々に長くなります。

また、冬至以降は、気温は大幅に下げ、最も寒い時期をやってきます。

陽氣は少しずつ地下から上昇します。

この日は天地の大陰陽が転換する大切な節気で、生命開始の意味もあります!

奇門遁甲での、冬至を陰遁九局から陽遁九局に変わる訳でもあります。

冬至は、人間の体に潜在している陽氣が一番弱く、身体の抵抗力も低下するので、みなさんは、出かける時、十分防寒するよう、心かけましょう!

冬至の日は、中国道教の最も重要な祭日で、道教の最も尊い神様、元始天尊(げんしてんそん)の聖誕であります!

元始天尊は、宇宙の最初の本源を代表し、先天の気から化してきたといいます。

元とは、本源の意味。

始とは、初めの意味です。

© 2021 易海陽光

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