40代以前の方は、ほとんど自分の生まれた時間が分からない。四柱推命を頼まれる時、生まれた時間を聞くと、「大体は○○時ぐらいだろう」、「午前中しかわからない」などの答えは結構多い。生まれ時間が分からないと、四柱推命をするときに大変難しいのだ。
生まれた時間については、夜0時ごろに生まれ人は、さらに難しい。
中国の四柱推命業界の中で、このような諺がある、「神仙難断子時八字」(神様でも子の時刻に生まれた四柱を推命することが難しい)。
皆さんご存知の通り、子の時刻は夜の23時から朝の1時までの2時間である。
一般的な認識としては、0時までは一日の終わりであり、0時以後は一日の始まりであるので、0時は一日の区切りである。
そのため、現代四柱推命学は、子の時刻を半分半分にして、早子時と(23時~0時)夜子時(0時~1時)に分けられるようにした。
このようにすれば、子の時刻に生まれた人は、早子時に生まれた人は当日になるが、夜子時に生まれた人は次の日になるので、ただ数分の差で、四柱を立てると、十二の時刻の差になる。これはおかしいだろう!
例えば、2022年5月10日23時55分生まれの人の四柱は、下記のようになる。
壬 | 乙 | 甲 | 甲 |
寅 | 巳 | 子 | 子 |
2022年5月10日0時5分生まれの人の四柱は、下記のようになる。
壬 | 乙 | 癸 | 壬 |
寅 | 巳 | 亥 | 子 |
したがって、子の時刻に生まれた人の四柱を立てるとき、細かく早子時と夜子時をこだわるのがよくないのだと思う。
中国の四柱推命学は、大きく盲派と伝統派の二つに分けられる。
盲派四柱推命は漢の時代に遡る(紀元前1世紀頃)。
伝統派四柱推命は、唐の時代の李虚中(紀元8世紀頃)に遡る。
しかし、24時間制は、1600年明の時代に西洋から中国に伝わってきた。
時計は中国に入るまでに、中国では、ずっと十二時刻制で時間を図った。
明、清の時代までの四柱推命の書物は、すべて十二時刻を使って推命し、24時間で換算することがなかった。
したがって、四柱を立てるとき、24時間に合わせてすることは合理ではない。
早子時と夜子時の説は実際に大間違いである。
では、実際に子時の四柱を立てるとき、どのようにすればよいのかについて、盲派のやり方は非常に合理的である。
盲派は子時生まれの四柱の立て方は会員ページで公開する。
下の例は、私は実際に占った例である。
相手の方(女性)は、自分が夜12時前後に生まれたしかわからなかったので、私は上記のやり方で四柱を立てて分析した。
ただし、理論を検証するために、私は一応早子時と夜子時に分けて二つの四柱を立ててそれぞれを分析し、相手に確かめてもらった。相手方からのフィードバックより、盲派のやり方は正しいである。
それでは、二つの四柱をそれぞれみてみよう。
①0時前に生まれる場合、四柱は下記のようになる。
②
甲 | 丁 | 己 | 甲 |
辰 | 卯 | 巳 | 子 |
③0時以後生まれの場合、四柱は下記のようになる。
④
甲 | 丁 | 戊 | 壬 |
辰 | 卯 | 辰 | 子 |
命式を分析する:
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実際のこと、本人は事業も成功し、夫婦関係も非常に円満し、とても幸せな方である。
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