拆字を学ぶ

拆字術〜程省篇③〜

中国では、測字、拆字、相字などともいいます。

人間は面相と手相があります。書いた字も相があるので、相字と呼ぶのです。 

( 例:五歳の子供は病気になった。家族の人は、「亥」の文字で程省に占う。結論は、この子は治れない病気になって、死んでしまうのだ。)

分析

「亥」は、「孩」の字に「子」偏がない。

上部を見ると、「六」の字は完全ではないので、「六不全」である。

(注:原本は、「六不全」とかいてあった。私の理解としては、「六根不全」のことだと思う。六根は、「眼耳鼻舌身意」のこと。)

真ん中の部分を見ると、「久」の字の半分で、「久」でもない、長く続かないこと。下の部分を見ると、「人」の字の右部分は短い。人は長くないだろう。

「亥」は十二地支の最後の地支なので、時間が終わる意味である。したがって、まもなく死ぬのだ! 家族の人は、再び「一」の字で聞いた。程省はこう占う。

「一」は、「生」の字の一番最後の筆画、「死」の字の一番最初の筆画。

生命はここで終わり、死はここから始まる。

また、「一」は、「十」の筆画数の半分、「十」の半分は「五」で、これも五歳で死ぬことを示すのだ。

© 2021 易海陽光

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